親子獅子
また絵をコンクールに出してみようということで
この春に(2023年)描くことにした。
コンクールといっても公募展に出すような
デカい作品を描く場所も、絵の具代も無いので
20号以内で募集しているところはないかと探したが
結局、前回出した一枚の絵「全国日曜画家コンクール」
に目が行って描くことにした。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2023/11/bijyutsu_paint_man2-150x150.png)
もちろん、題材は狛犬。
狛犬一匹を描いても、もの足りないので子獅子を
そばに寄せて描いてみることにした。
審査の結果
6月の末だったか、ヤマト便を通して
ダンボールの箱が届いた。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2023/11/yuubin_takuhaiin_man2-150x150.png)
F6のキャンバスが入るくらの大きさなので、
応募した絵が包まれて戻って来たのだろう。
梱包を解くとプチプチに包まれた絵と
書類が入っていた。
見ると《入選》おめでとうございます。
の文字が見えた。あ、また入選か…。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_6887-263x300.jpg)
普通、入選といえば喜ぶのだろうが、
なぜか、ここの賞は、入選だけでは
本に載ることはないのだ。
佳作か大賞でないと本には載らないのだ。
なので、そうか…と呟きながら
しゅくしゅくと賞状を眺めるのであった。
それよりも今回は評価の文章が気になる。
総評の紙を見ると、No.448と書かれている。
あとで調べたら今回は600名を超える応募が
あったようだ。結構な数、応募しているんだな。
3年前に応募したときは、コロナが広まっていた頃で
そのため審査の講評は無かった。
今回は、総評の用紙に評価記入があった。
A,B,C,D,E 5段階の評価は以下の通りである。
1,モチーフ B
2, デッサン B
3, 色彩 A
4, 面白味 B
5, 完成度 B
驚いたのは、色彩に A が付いていたこと。
色覚異常のこの眼で描いた絵が A とはどういうことだろう。
一番自信のない項目に A が付いているのだ。
不思議なことである。
講評の文章は以下のようなものであった。
とても大胆な色調で個性があります。からじし模様でかこまれている点が気になりました。小さく見えてしまうように感じます。 |
審査員は、能島浜江さん、であった。
色のことに関しては、自分では分からない。
ただ、囲まれている模様のことを指摘されたのは、そうか!と思った。
というのは親子獅子を描いたあと、全体を俯瞰してみたら
ちょっと周りがさみしいな、と思ったのだ。
ということで、唐獅子模様はあとから描き足したのであるが、
逆にそのことが全体をこぢんまりとさせたようである。
う~む。これは、最初のデッサンが失敗したなぁ。
描く前に、十分、構成を検討しなくちゃなあ、と思ったのでした。
さらに次への段階へと飛翔していかなくちゃね。
僕の絵の修業はまだまだ続くのであった。
(追記、修業といってもあくまでも
楽しんでやっていくのが僕のやり方です)
![トップ画像へ](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/06/Art035.png)