上里(かみさと)近辺への参拝
ツイッターで知り合った人が御朱印帳や
神社の写真を載せていて、一度行ってみたいなと
思っていた群馬県高崎市にある「於菊稲荷神社(おきくいなりじんじゃ)」。
地図で調べてみると、関越道の上里サービスエリアから
降りて行けばすぐに行けると分かった。
![於菊稲荷神社の鳥居](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4549-300x225.jpg)
ツイッターって趣味の共通する人とつながると
刺激になったり、勉強になったりする。
僕と同じように神社・仏閣に興味がある人を
フォローしたり、フォロワーになったりすると
タイムラインに、次々と
僕の知らない神社やお寺・狛犬の写真等が
出てきて見ていると興味がつきない。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/smartphone_screen_sns-206x300.png)
そして、一度も行ったことがなく、自宅から行けそうで
興味あるところはGoogle Mapsにマークをつけているのだ。
5月の末の土曜、僕は「於菊稲荷神社」を
最終目的として、その近辺の神社を訪れてみようと
行くことにした。
ただ朝起きてから出かけるのでは、
目的地に着くまでにかなりの時間がかかる。
そこで最近は夜に車に乗って出かけることにしたのだ。
夜9時頃に出掛け、2時間弱で目的地のサービスエリアに着き、
車の中で寝て、朝早く起きて行動する
「車中泊」行うのである。
いわゆる車中泊の「前乗り」っていうわけだ。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/car_travel_syachuhaku-300x300.png)
元来、僕はアウトドアタイプの人間ではないので
このような行動は自分でも不思議だ。
ただ、いろいろな神社を参拝して見てみたいという要求から
自然発生的に「車中泊」するのが合理的かなっていると思って
このような手段になったというわけだ。
5月の頃の車中泊は快適である。
暑くも寒くもなく、ちょうどいいのである。
![車の中のランタン](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3792-225x300.jpg)
軽自動車という小型な自動車の中、
外からの視線を遮るために目張りをする。
そして倒したシートの上になるべく
平らになるようにクッションを敷き眠りに入る。
場所によっては、うるさいこともあるので、
そのようなときは耳栓をする。
少しの騒音にはあまり気にならなくなってきた。
![夜の「上里サービスエリア」](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3790-300x225.jpg)
![車の並ぶ上里SA](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3786-300x225.jpg)
上里菅原神社への参拝
上里サービスエリアまわりで気になったのは、
「菅原神社(すがわらじんじゃ)」。
なんとこの宮司さんの奥さんはウクライナの方なのだ。
今、ウクライナではロシアとの戦いが現実に起こっている。
とても悲しいことである。
武力で解決することがあるのだろうか。
ウクライナに平和が訪れることを願って
参拝に訪れた。
![上里菅原神社の鳥居](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3870-1024x768.jpg)
午前中に参拝に伺ったが、神事があるということで
奥さんに会えることはできなかったが
参拝をして男の方から(旦那さん?)から御朱印をいただいた。
日本語とウクライナ語で書かれた珍しい御朱印である。
![上里菅原神社の御朱印](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3893-1024x719.jpg)
平和が訪れるよう願います。
金窪神社への参拝
いくつかの神社を参拝して
金久保という場所の「金窪神社(かなくぼじんじゃ)」に来てみた。
(埼玉県児玉郡上里町金久保1052)
地名と神社名、同じ読みなのに
漢字が違う、、と思いながら神社の灯籠を両目に
参道を進んで行った。
![金窪神社の入り口](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3910-1024x768.jpg)
![金窪神社の鳥居](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3911-300x225.jpg)
神明鳥居をくぐって、左に工場の倉庫のような建物が見えた。
建物の柱近くに黒猫がこちらをじっと見つめていた。
![金窪神社の黒猫](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3912-200x300.jpg)
神社に来るとよく猫と会う。
猫は神社という場所が好きなのかな、と思いながら
さらに参道をすすんだ。
すると両脇にがっしりした風体にいい
狛犬さんが見えた。
両目をぱっちりと開けて
ごつごつした体をもった
立尾の味のある狛犬が台に
座っていたのである。
「渋いねぇ」
思わず声に出す。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3924-225x300.jpg)
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3919-225x300.jpg)
正面、横、後ろ、ぐるぐる回って
鑑賞する。
台座を調べるとなにやら石黴にまみれて文字が微かに見える。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3942-1024x768.jpg)
「新町 雲鳳刻」。
新町? この近辺にあるのか、と調べてみたら
行こうと思っていた「於菊稲荷神社」が群馬県高崎市の新町にある。
地図を見ると分かるが金窪神社を西にちょっと行くと
群馬県なのだ。
おそらく、この「新町」は
群馬県高崎市新町の石工さんなのだろう。
昔は、中山道の宿場・新町宿があった場所なので
結構賑わった町である。こういう町には力のある
石工がいてもおかしくない。
「雲」と「鳳」いう雄大なイメージを「刻」んでいるこの
石工さん、かなり自信をもって奉納したのだろう。
確かにこの狛犬さんをじっと眺めていると
どうだ、と言わんばかりの気迫が感じられるのである。
もう一つの台座に、大正14年と刻まれていた。
とても気に入ったので
描いてみたいと思った。
![金窪神社の拝殿](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3932-1024x768.jpg)
![拝殿の彫刻](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3935-300x225.jpg)
拝殿の周りには、技工を凝らした彫刻も見えた。
![金窪神社の由緒](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3938-1024x768.jpg)
金窪神社の狛犬を描く
家に返って数日後、
僕はキャンバスに向かってモデリングペーストを
塗り、乾いてさらに狛犬部分を盛り上げていった。
ある程度乾くと、
アクリルで着色していく。
だが、いまいち迫力が足りない。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/01/bunbougu_enogu-2-300x230.png)
そこでAmazonで買っていた
竹炭パウダーを絵の具に混ぜてみた。
アクリルの黒、そのまま塗ると
意外に黒くないのである。
するとどうだろう、
黒が深いスミ色になるではないか…。
絵の具をちょっと加工するだけで
面白いことになるのだなあ…。
絵の世界、突き詰めていくと
ほんと終わりのない世界である。
でも、それが楽しいところでもある。
於菊稲荷神社
書き終えようと思ったら、最終目的地である
於菊稲荷神社のこと記してなかったので
記すことにする。
参道途中のコンクリートに
狐が描かれていたり、
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4568-300x225.jpg)
手水舎には花が飾られていたり、
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4579-1024x768.jpg)
かわいい御朱印あったり、
![於菊稲荷神社の御朱印](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4653-705x1024.jpg)
とにかく人気の神社である。
![於菊稲荷神社の拝殿](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4624-1024x768.jpg)
Twitterのフォローさんによると、最近、綺麗に改修されたようで
天気もよく、とても心地よく参拝ができました。
ありがとうございます。
今回の狛犬の出来はどうだろうか…。
![トップ画像へ](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/06/Art035.png)
今回の狛犬の場所: