赤城神社(あかぎじんじゃ)の狛犬
東京、地下鉄神楽坂駅から階段を登って出口を出ると
そこは神楽坂通り。いろいろな店が道の両脇にならんで
賑わっている。
赤城神社はその商店街の途中にある。
都会のど真ん中にあるから、場所がいいからか、
ここの神社はいつも人気で、参拝客が多い。
コンビニを目印に脇の道を曲がると突き当りにある。
僕もここには三度足を運んだ。
神社周りを始めたころの2018年3月。
その頃はまだ狛犬にも興味もなかったので、
写真は2枚しか撮ってなかった。
社殿と狛犬さんの2枚である。
2枚のうち一つがこの狛犬さんの写真なので、
印象に残ったのだろう。
2度目は2020年の5月。
そのころは狛犬めぐりに、はまりだしていたころなので、
この赤城神社を手始めに、新宿界隈の神社を回った。
3度目は2021年の12月。
赤城神社は国立競技場を設計した隈研吾氏がデザインしている。
隣に建っている1階にカフェがある建物も同氏のものだ。
隈研吾さんの設計は、いずれも木の温もりを感じる設計で
現代的でありながら日本の伝統も取り込んでいて
とても感じのいい建物である。
間近で見るとあちこちに木組みが使われていることが分かる。
隈研吾さん設計の拝殿を見るのもいいが、
僕の目的とする狛犬さんは、なぜか
制作者は不明である。どこにも記されていない。
(ネット情報を探しても分からない)
神社関係者に聞けば分かるのだろうか。
拝殿の前の高い台の上に座るスフィンクスのような狛犬。
平成22年(2010)9月に奉納と刻まれているので、
まだ年若い狛犬さんだ。
「江戸時代に流行った加賀白山犬を模したもの」と
簡単な説明書きが書かれている。
スフィンクス狛犬を描く
年代的にはまだ新しい狛犬。
絵に起こすにはどうかなと思ったが
フォルム的には、かなり特徴的でかわいいので
描くことにした。
ただ、全体が白っぽいので
なかなか絵にするには難しい。
モデリングペーストでざらざらにした
キャンバスにアタリをつけて
描き始めた。
ただ狛犬さんだけを描いても
なんだか物足りないと思ったので
狛犬さんを優しく包むお日様も入れてみた。
色は全体的に青系にしぼって描いてみた。
境内社 螢雪天神
ここの神社には芸能関係の方も多く
訪れるという。
というのも境内に併設して「螢雪天神」があるのだ。
こちらは近くにある学習教材の「旺文社」が寄付して
建てられたもの。学問・芸能にご利益があるといわれ
多くの関係者が祈願のために訪れている。
都会のど真ん中にある現代的神社にお参りして、
帰りに神楽坂の店を散策し、買い物や
お茶するのにはいいところなのだ。
題材の場所: