二上山とTwitter仲間
今回の絵はTwitterの知り合いの写真から
インスピレーションを受けて
一気に描いた「二上山(にじょうさん)の夕陽」である。
ツイ友(=Twitter友達のこと)さんの中に
奈良に住んている方がいらっしゃる。
同じような石に関心ある方で
石仏や磨崖仏などの素敵な写真を載せているので
毎回楽しみにしている。
Twitterのいいところは、
同じ趣味の方とすぐに知り合いになれることだ。
日々仕事をしていてすぐには
行けない土地の狛犬や石造物を
自宅に居ながら知れるということなのだ。
ありがたいことである。
遠く九州や沖縄、九州、四国、関西地方、
北陸、東北、北海道などいろいろな場所の
情報を知り合いになれば知れるのだ。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2023/04/internet_influencer_man-150x150.png)
こまかいことまでは分からないにしても
その地域の方が関心持った写真をあげてくれる
のでたいへん助かる。
とくに狛犬に関しては、やはり
その地方や地域の独特の形状があったり、
見たこともない形状もあったりするので、
非常に勉強になり参考になるのである。
今回、奈良に住んでいる方の
石仏ではなく、夕陽の風景写真をあげていて
とても素敵だなと思ったので、
急に描きたくなり、
サムホールのキャンバスに
油絵の具を塗り込めていった。
30分で描いた絵である。
写真は、奈良に住んでいる人にとっては
よく見る風景なのだろうが、
僕は、この二つのこぶを持った山を見て
どこかで見たような…と思った。
関東では筑波山もこのような
段差のある山があったな、と思った。
一つ山の富士山ももちろんいいが、
二こぶ山の風景も惹かれるものがある。
二上山を描く
今回、基本はペインティングナイフで
キャンバスに塗り込めていった。
油絵の具は、やっぱり発色が強くて
インパクトがある。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2023/05/palette-knife-g1d6383bd3_1920-e1683529324557-300x200.jpg)
ペインティングナイフでの描写は
荒目のタッチで感情的になりやすい。
最近、絵の具を買っている画材屋の
おじさんの話によると
「描いた気分になるペインティングナイフ」とか
言っていた。
たしかに、一気に塗り込めていって
荒目のタッチになって、そのような気分にはなる。
使い方を気をつけないと
危ない絵の描き方なのかも知れない。
二つの山の間に沈むお日様。
年に二回、そのタイミングは訪れるという。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2023/04/yuuyake_yama-e1681980942904-300x300.png)
夕陽を眺め、思わず感動に触れるのは
見えない存在がそこにあるからなのだろうか。
二上山に沈む夕陽を描き終えて
僕は心の中で合掌するのである。
![トップ画像へ](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/06/Art035.png)