ガクアジサイ

ガクアジサイ
ガクアジサイ(サムホール・シナベニヤ・アクリル)

額紫陽花(ガクアジサイ)を描く

今日は6月1日。

神社を参拝していても

境内にアジサイの花が目につく。

アジサイもいろいろな種類があるようだ。

今回、絵を描いたのは

アジサイでもガクアジサイ

花の中央部分は、小さな小花が

密集していて

その回りに4つの花弁をもった

大きな花が取り囲む。

額のように取り囲んでいるから

額紫陽花と言うのか。

なるほどという命名だ。

ちなみに英語では、

Lacecap Hydrangea。

(Lacecapでも額紫陽花の意味らしい)

レースキャップって言ったら

女の人がかぶるあのレースキャップか。

中央部分がそういう風に見えなくはない。

 

アジサイの花言葉は、

移り気、「移り気」や「浮気」「無常」

マイナスイメージが多いが、

ガクアジサイは、「謙虚」って

いいではありませんか。

 

境内にあったガクアジサイの写真をもとに

昨日、90分ぐらいで

ラフに描いてみた。

写真のとおりに描くと

色のバランスが悪いので、

メインのガクアジサイを

中心におおまかに色をおいていき

パッサージュという技法で

描いてみた。

 

本来、絵には

線は必要ないと思っているのだが、

ガクアジサイの中心部の花は

細かくかかないとなにがなんだか分からない。

かと言ってきちんと描く(リアルに描く)のも

好きでないので、

線を引いて表現することにした。

描いてみて、

ああ、こうゆうのもありだな、と思った。

 

ただ、このような描き方をするには

まず、最初に画面全体の色のバランスを

大事に配置してから取りかからないと

上手く表現できないものだな、と思った。

この色のバランスがまず命だ。

(色覚異常なので、自分の中の色のバランスである。

明るい所、暗い所、補色の関係、色の面積の割合など)

 

それから、線。

どのような色で区切るか。

それから、筆致。

躊躇ない思い切った筆運びが必要だ。

一発描きの、書道のような線が

要求される。

 

絵を描き始めて、2年になるが、

いろいろ面白い描き方があることに気づく。

絵画の世界、奥が深いな、と思うと同時に

さらに未開の地へつきすすむワクワク感が

とまらない。

これからも、どんどんトライして

描いていこうと思う。

久伊豆神社
ガクアジサイが咲いていた越谷久伊豆神社。参道が長く、境内社もたくさんある。いい狛犬もいる。
トップ画像へ

題材の花のあった場所: