駒林神社

駒林神社
駒林神社(P10・キャンバス・油絵)

駒林神社(こまばやしじんじゃ)への参拝

2021年の2月、神奈川県あたりの

神社参拝に車で駆けずり回った。

目的は「飯島吉六(いいじまきちろく)

狛犬を見に行くため。

 

以前、下丸子の六所神社に行ったとき、

そこで「飯島吉六」の狛犬さんの

狛犬を初めてみた。

ネットで、よく名前は目にしていたが

実物を見たのは初めてだった。

いい作りだったので、

もう少しほかの作品を見たくなったのだ。

 

調べてみると、神奈川県あたり

多く分布している。

ある土曜の夜、一日ビジネスホテルを

借りて土日でおもな作品を

見て回った。

 

駒林神社は、そのとき最後に見た

神社である。

近くに駐車場があるのかと思ったら

ひとつも停めるところがなく

いくどとなく通り過ぎてしまった。

仕方なく近くの小学校の駐車場に停めて

神社まで歩いて行った。

(駐車場がないので注意)

駒林神社への階段
駒林神社への階段

坂道の途中に神社へ向かう階段があり、

階段の両脇は石垣で覆われていた。

(後で調べて分かったが、この石垣は

江戸城の石垣を利用して作られている

坂の途中にいきなり階段があり、

登り終えた場所に鳥居が立っていた。

これが、神社への入り口だった。

 

登り切ると、少し開けており

正面が拝殿かと思ったら

社務所のようであった。

誰もいる気配はなかった。

拝殿は折り返して

反対向きの階段を上がったところにあった。

駒林神社・拝殿
駒林神社・拝殿

両脇にはしっかりと「飯島吉六」の

狛犬さんがいた。

参拝して狛犬さんをじっくり見て回った。

ここもいい作りの狛犬さんである。

写真を取りまくって

いったん、拝殿から離れ、

社務所のほうから拝殿を眺めてみた。

 

すると、左に上ってきた鳥居、

中央に手水舎、

右に拝殿が見えた。

 

自分の潜ってきた鳥居と

参拝した拝殿が

一緒に見える風景、

よくありそうで、意外とないかもしれない。

一直線で見えることがあっても

並列で見えることはあまり見たことない。

 

僕は飯島吉六の狛犬を見に来たのだが、

この神社の全体の風景が目に焼き付いてしまった。

駒林神社・拝殿からの眺め
駒林神社・拝殿からの眺め。建物の玄関近くから拝殿を見た風景が絵の題材である。

駒林神社(こまばやしじんじゃ)

御祭神:菅原道真
相殿神:大日霊貴命・誉田別命・伊弉那岐命・妙義山神・天神七代地神五代の神
社格等:村社
例大祭:10月10日
所在地:神奈川県港北区日吉本町2-25-5
最寄駅:日吉本町駅・日吉駅

駒林神社の風景を描く

一ヶ月後、キャンバスを出して

僕は駒林神社の風景を描き始めた。

最初は全体を黄色い下地にした。

 

いったん乾くと、次に

筆にアンバーをつけて

全体をデッサンして行った。

駒林神社制作途中
駒林神社制作途中の絵

ちょっとずつ加筆を繰り返しては

全体を整えていって筆をおいた。

 

実際の風景はこのように黄色くはない。

ただ神社に漂うやわらかな空気感と

静寂さを表したかった。

まだまだ塗り方が拙いが、

現状で描ける僕の絵はこれだ。

もっともっと描いていって

腕を上げていきたい。

 

「飯島吉六」の狛犬さんは、また

別の機会にぜひ描きたいと思っている。

 

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題材の場所: