北谷稲荷神社・天満宮の阿形狛犬
JR原宿駅を降りて
代々木体育館方面に行き
線路沿いを通って
NHK方面を行く途中に
北谷稲荷神社(きたやいなりじんじゃ)に着く。
徒歩10分ぐらいである。
スマホを持って僕は神社に近づいて
行ったが、ビルは見えるのだが
一向に神社らしき建物が見えない。
「たしかこの辺なのだがなあ」
辺りを見回すと、桑沢デザイン研究所と
第7共同ビルという高いビルが見え、
その右横に「北谷稲荷神社」入口と書いた石碑が
立っているのが見えた。
この先か?と石段を登ってみた。
登った先は開け右手は高いビル、
そして左を見ると
平屋コンクリートの建物から鈴紐がぶら下がり、
その下に賽銭箱が置いてあるのが見えた。
それはなんと近代的なビルの
神社だったのだ。
僕は神社の裏の方から来たようだった。
![北谷稲荷神社・拝殿](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_0013-300x225.jpg)
あとで知ったが、
この神社は、江戸東京博物館や
昭和館などで有名な
菊竹清訓さんが設計し、
1997年に建てられた神社であった。
コンクリートのモダンな作りである。
手を合わせ参拝を終えると
神社の右側の奥に
なにやら狛犬らしきものが見える。
近づくとコンクリートの壁に
張り出した棚と
くぼみがあり境内社の
天満社が置かれていた。
その前に置かれている
狛犬は江戸尾流れタイプの
古い狛犬がたっていた。
石黴(かび)もついていて
年月を感じる。
![北谷稲荷神社・阿形狛犬](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_0021-225x300.jpg)
阿形の狛犬の子は
親の足元でエイリアンの
ようなかっこうで頭を
にょきっと出していた。
親の顔を見ると、
左側の口元がちょっと
釣り上がり、なんだか
やさぐれた渋い顔をしていた。
「やい、じろじろ見るんじゃねぇ」
そんなかんじで
凄まれたような感じがした。
天満宮のさらに奥には
麻疹神社の祠が
端っこに置かれていた。
それから、
コンクリートの階段を
降りて参道を下った。
まったく逆の入り方を
してしまった。
帰り際、もう一度参道を見上げると
あまり見たことのない鳥居に
びっくりした。
直線上の両端はカクンカクンと
斜め30度ぐらに跳ね上がっている。
「日月鳥居」という珍しい
鳥居ということがあとで分かった。
![北谷稲荷神社・鳥居](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_0033-2-300x225.jpg)
やさぐれ狛犬を描く
今回はこの狛犬を
その顔を画面いっぱいに
描いてみた。
ほとんどモノクロ調だ。
さきほど、最後の修正を加えて
できたばっかり。
どうだろか、狛犬さん?
「ふん、よくも描きやがったな」
あんまり機嫌がよくないようだ。
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