氷川台諏訪神社・阿形狛犬

諏訪神社・阿形狛犬
諏訪神社・阿形狛犬 (F6・キャンバス・ミックスメディア)

氷川台諏訪神社(ひかわだいすわじんじゃ)

地下鉄有楽町線・氷川台駅を降りて
城北公園通りを歩くこと12・3分で
氷川台諏訪神社に着く。

近くには、この界隈では
とても大きな「城北中央公園」がある。
緑がいっぱいで、トラックもあり
ジョギングする人も多く、
土日は、家族連れがたくさん遊びに
来る場所だ。

そして、この諏訪神社の道路を隔てた
反対側は「少年鑑別所」がある。

鑑別所って、たまにニュースで
聞いたりするけれど
こういったところにあるんだ、
と思った。
大きな門の奥には普通の
鉄筋の建物が建っているだけで
とくに人の出入りはなかった。

鑑別所に入る少年達は
この神社を参ることはあるのだろうか、
そう思いながら、神社へ続く
階段をのぼった。

大きな松の木の横にある
鳥居をくぐると
境内が広がって見えた。

参道の途中に狛犬や灯籠、
その正面に拝殿と松の木、
右側に摂社と銀杏の木、
その背後に
マンションが建っていた。

初めてここに来たときは
辺り全体が西日を受けていて
全体が赤く染まっていた。
ここは西向きの神社なのだ。

神社に参拝したあと
僕は狛犬に近づいた。

ここの狛犬は
釣り上がりマナコの
険しい顔をした狛犬だ。

憤怒の表情をしているのだが、
見れば見るほど
ほれぼれするくらいの
怒り顔なのだ。

怒った顔がほれぼれ?
と思うかも知れないが、
造形的にとても
美しいのだ。

今まで狛犬をいくつも
見てきたけれど
徹底的に怒った顔と
いうのは意外とないのだ。

この諏訪神社の狛犬は
最たる怒り顔の1つには
入るのではないだろうか。

明治30年作、石工は 巣鴨 小島治三郎さん

ということで
この狛犬をキャンバスに
描いてみた。

来たときが
夕方の西日の浴びた頃、
怒りの顔ということで
赤をメインに、
勢いで描いてみた。

エネルギーに満ちた
絵だとは(自分では)思うのだが
いかがでしょうか?

日曜画家コンクールに応募してみた

実は、この絵
今回、コンクールに初めて
応募してみた。
一枚の繪、全国日曜画家コンクール。

昨日、出品した絵が
ダンボール箱に包まれて
戻って来た。

あれっ。

戻ってきたということは
落選して戻って来たか、
がっかり、と思って
ダンボールを開封してみると、
自分の絵と一緒に
ビニール袋が同封されていた。

中を開けてみると
「入選」の賞状が入っていた。
???

 

落ちたのではないの?
もう1つカードが入っていて
No.267様と書いていた。
ということは、
267人以上は応募して来ていると
いうことだ。

審査員 中谷時男 さんと書いている。
へー、現役の画家さんじゃん!

評価記入欄まであって
1.モチーフ
2.デッサン
3.色彩
4.面白味
5.完成度
の記入欄があった。

すべてA、B、C、D、E
の5段階評価があり、
僕の場合は、1~4までオールB
5の完成度だけ、C
であった。

へー。こういう採点方式なのか。
初めて知った。

アドバイスの欄もあったが
空白だった。
残念ながら、今回は新型コロナウィルス対策のため
審査時間短縮で総評カードの
アドバイスは省略されていた。

通常は、アドバイスがあるのだ。
一人ひとりにコメントを書いていたら、
そりゃ、審査に手間かかるなあ。

しかし、今回はない。残念!

まあ、去年の6月から
描き始めたばかりだし
グランプリ、金賞、とかは
ありえない。少しは期待もあったが^^;

あと、自分の中では
色覚異常の赤と緑が苦手な色の
赤をメインにして描いたのも
どうかな、と今にして思った。

赤緑色盲の人の赤の見え方は
一般の人とだいぶズレているからだ。

赤緑色盲の人の赤は
黒っぽく、どちらかと目立たない色なのだが、
一般の人の見える赤は、
派手で、目立つ色らしい。

だから、この絵は
赤緑色盲の絵の人が
見たら、それなりの迫力が
あるように見えると思うのだが。
赤緑色盲の方はどう思うだろう。

総評の完成度C というのもね。
確かに、この絵あまり
時間をかけていない。

どちらかというと
アクリルで短時間で描いて
あとで油絵の具で加筆したくらいなので
そんなに時間はかけていない。

僕の中では、絵は時間をかければ
いいというものでもない、
という考えもある。

ただ、応募作品という場合はどうだったのか……。

今回の絵のテーマは怒りと勢い、
だから、あまり時間を
かけずに描いたのだ。

全国日曜画家コンクールの
歴代、受賞作品をみると
けっこう、ていねいに
描き込んでいる作品が多い。

ここに応募する作品は
ていねいに作り込みした方がいいのかな?

今回、アドバイスが
ないので、よくわからない。

まあ、還暦をすぎて
描き始めた絵の創作。
まだ、駆け出しの一年生なのだ。

これもひとつ経験と
して次を目指して
描いていこう、と
思うのでありました。

 

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