船堀日枝神社(ふなぼりひえじんじゃ)の狛犬
都営新宿線の船堀駅を降りて
徒歩10分ぐらいで船堀日枝神社に着く。
日枝神社なので
山王タイプの鳥居かと思ったが、
ここは、最初に神明鳥居があり、
次に明神鳥居が現れる。
鳥居をくぐった参道先には、
古めの小柄の狛犬一対。
灯籠一対。
![船堀日枝神社・拝殿前](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_8308-scaled-e1660810490177-1024x768.jpg)
そして大きな岩山の上に狛犬一対が見える。
拝殿はその先だ。
僕が参拝に訪れたのは
2019年の秋だった。
拝殿右側は広い広場のような
境内になっていて
遠くにはなれてボツンと境内社が
建っている。
その日は、
庭師たちが来て
草を刈ったり、
芝生を刈り込んだり
樹々を剪定したり、
整備をしている最中だった。
このような広い境内をもつ
神社は業者にたのまないと
整備はたいへん
なのだろうと思う。
僕は二対もの狛犬を発見して
うきうきしていた。
薄曇りの日であったが、
じっくりと見て回った。
狛犬写真を撮るベストな日
狛犬の写真を撮るベストな
天気は薄曇りなのだ。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/08/smartphone_photo_man_yoko-219x300.png)
あんまり日差しが強ければ
影が濃すぎて、逆に日の当たる
ところが飛んで陰影に落差が
出すぎてしまう。
雨の日は、石が雨を含んで
湿った岩肌になって
いつもとはまるで異なった
肌合いとなりはててしまう。
薄曇りが、ちょうどいい。
「狛犬写真は曇天の日」
おそらく狛犬愛好家は
曇天の日が好きであろう。
船堀日枝神社の狛犬たち
一対目の狛犬は二段になった台の
上に乗っていた。
小柄だがなんだかとても
スマートでかっこいい。
顔を見ると目と目の間が
あき気味なのが愛らしい。
![船堀日枝神社・狛犬たち](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_8294-2-1024x768.jpg)
台座には天明四年(1784年)
と記されているが、
石の状態からみてそんなに
古くはないので、おそらく
先代の狛犬を模して作った
狛犬なのかも知れない。
その場合は、大正10年(1921年)奉納
ということになる。
石工名は分からない。
でも、かなり腕はいいなあ。
岩に乗ったデブった狛犬は
奉納時期も石工も
わからない。
どうどうとした体格の
重量級の狛犬だ。
![船堀日枝神社・大きい狛犬](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_8282-scaled-e1660810627689-1024x768.jpg)
船堀日枝神社の狛犬を描く
今回は、小柄な方の
船堀日枝神社・吽形狛犬を描いた。
頭に角らしきものが
乗っている。
実物は彫りがシャープで
姿かたちはとても
かっこいい。
さきほど、キャンバスに
ジェッソとアクリルを
混合して一気に土台を
つくって、さらに
そのうえから筆を
乗せていった。
描いて1時間30分。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/01/bunbougu_enogu-2-150x150.png)
あっという間に描いたので
デッサン的な絵だなあ。
たまにはこのような
早描きの絵もいいか。
どうですか狛犬さん?
絵の狛犬に聞いたが、
狛犬はじっと僕を見つめているだけ。
なんだか、にらめっこしてる
ようなかんじだな。
狛犬が(心の中で)言ってきた。
「けけっ。笑ったほうが負けだよ」
「ええっ!それじゃ、勝負にならないよ。
君、表情変わらないじゃないか(^_^;)」
(相変わらず、僕の想像会話が続くのであった…)
![ミニ木彫狛犬と狛犬の絵](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_5494-scaled-e1660812275897-768x1024.jpg)
(P10、キャンバス、アクリル画)
![トップ画像へ](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/06/Art035.png)
題材の場所: