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船堀日枝神社・吽形狛犬

船堀日枝神社・吽形狛犬
船堀日枝神社・吽形狛犬(P10、キャンバス、アクリル画)

船堀日枝神社(ふなぼりひえじんじゃ)の狛犬

都営新宿線の船堀駅を降りて

徒歩10分ぐらいで船堀日枝神社に着く。

 

日枝神社なので

山王タイプの鳥居かと思ったが、

ここは、最初に神明鳥居があり、

次に明神鳥居が現れる。

鳥居をくぐった参道先には、

古めの小柄の狛犬一対。

灯籠一対。

船堀日枝神社・拝殿前
船堀日枝神社・拝殿前。重量級狛犬がいる。

そして大きな岩山の上に狛犬一対が見える。

拝殿はその先だ。

 

僕が参拝に訪れたのは

2019年の秋だった。

 

拝殿右側は広い広場のような

境内になっていて

遠くにはなれてボツンと境内社が

建っている。

 

その日は、

庭師たちが来て

草を刈ったり、

芝生を刈り込んだり

樹々を剪定したり、

整備をしている最中だった。

このような広い境内をもつ

神社は業者にたのまないと

整備はたいへん

なのだろうと思う。

 

僕は二対もの狛犬を発見して

うきうきしていた。

薄曇りの日であったが、

じっくりと見て回った。

 

狛犬写真を撮るベストな日

狛犬の写真を撮るベストな

天気は薄曇りなのだ。

あんまり日差しが強ければ

影が濃すぎて、逆に日の当たる

ところが飛んで陰影に落差が

出すぎてしまう。

雨の日は、石が雨を含んで

湿った岩肌になって

いつもとはまるで異なった

肌合いとなりはててしまう。

薄曇りが、ちょうどいい。

「狛犬写真は曇天の日」

おそらく狛犬愛好家は

曇天の日が好きであろう。

 

船堀日枝神社の狛犬たち

一対目の狛犬は二段になった台の

上に乗っていた。

小柄だがなんだかとても

スマートでかっこいい。

顔を見ると目と目の間が

あき気味なのが愛らしい。

船堀日枝神社・狛犬たち
船堀日枝神社の小さいほうの狛犬達。芝刈り機が灯籠の奥に見える。

台座には天明四年(1784年)

と記されているが、

石の状態からみてそんなに

古くはないので、おそらく

先代の狛犬を模して作った

狛犬なのかも知れない。

その場合は、大正10年(1921年)奉納

ということになる。

石工名は分からない。

でも、かなり腕はいいなあ。

 

岩に乗ったデブった狛犬は

奉納時期も石工も

わからない。

どうどうとした体格の

重量級の狛犬だ。

船堀日枝神社・大きい狛犬
岩山の上に乗った重量級狛犬。

船堀日枝神社の狛犬を描く

今回は、小柄な方の

船堀日枝神社・吽形狛犬を描いた。

頭に角らしきものが

乗っている。

 

実物は彫りがシャープで

姿かたちはとても

かっこいい。

 

さきほど、キャンバスに

ジェッソとアクリルを

混合して一気に土台を

つくって、さらに

そのうえから筆を

乗せていった。

描いて1時間30分。

あっという間に描いたので

デッサン的な絵だなあ

 

たまにはこのような

早描きの絵もいいか。

 

どうですか狛犬さん?

絵の狛犬に聞いたが、

狛犬はじっと僕を見つめているだけ。

なんだか、にらめっこしてる

ようなかんじだな。

 

狛犬が(心の中で)言ってきた。

「けけっ。笑ったほうが負けだよ」

「ええっ!それじゃ、勝負にならないよ。

君、表情変わらないじゃないか(^_^;)」

(相変わらず、僕の想像会話が続くのであった…)

ミニ木彫狛犬と狛犬の絵
ミニ木彫狛犬と一緒に撮った絵

 

(P10、キャンバス、アクリル画)

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