久伊豆神社(ひさいず)への参拝
2021年の5月末頃、僕は埼玉県越谷市にいた。
車で公園に行き、
駐車すると、中から折りたたみ自転車を
取り出して組み立てた。
折りたたみ自転車、慣れてくれば1分ぐらいで
組み立てられる。大変便利である。
![折畳み自転車](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_4836-150x150.jpg)
公園の近くには、元荒川が流れていたので
土手までのぼって眺めてみた。
たゆたうような流れにお日様の光が反射して
眺めているだけで心地よかった。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_5704-1-1024x738.jpg)
北越谷駅近くにある香取神社やその他の
神社を回って、
久伊豆(ひさいず)神社についたのは、
15時を過ぎていた。
川沿いから入る参道は変わった鳥居
(鳥居と言っていいのか)があった。
縄を巻いた大木が両脇の木に括り付けられ
横たわっていた。ちゃんとそれには紙垂(しで)が
付いている。紙垂が付いているということは、
一応、鳥居なのだろう。
![久伊豆神社の参道入口](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_5329-1024x768.jpg)
久伊豆神社はたいへん参道も長く、
途中に池もあり、境内社もたくさんある。
拝殿前にはかっこいい狛犬が座っているが、
拝殿内の両脇に座る狛犬は古く大変珍しい。
脚が縄で縛られていて特徴的なのだ。
「足止めの狛犬」というらしい。
![拝殿内吽形狛犬](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_5351-225x300.jpg)
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_5346-225x300.jpg)
家出をしたり、悪い場所に通う者の家族が
狛犬さんに縄をしばって止めさせてもらうような
意味があるということだ。
こんなに巻かれているということは、
それだけ、願っている人が多いということだろう。
![久伊豆神社の看板](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_5332-scaled-e1637135827933.jpg)
久伊豆神社の神池を描く
今回、題材にしたのは、
この久伊豆神社の神池の風景である。
鯉が泳いでいる大きな池で、
対岸に祠が立っている。
祠の前には、池の中から立ち上がった
赤い鳥居がみえる。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_5335-1024x768.jpg)
池の一部からは噴水が湧き出ていて
祠の左側の岸からも池の中に向かって
勢いよくシャワーのように水が出ていた。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_5388-1024x768.jpg)
池に周りを回ろうと歩き
その一角から見た風景が今回の絵である。
実際は、緑の風景なのだが、
今回の絵でひとつ挑戦したかったのは
なるべく色を使わないで風景を描くことだった。
色覚異常ということもあるが
「緑色」を扱うのは得意ではないのだ。
ということで、赤緑色弱の人が見やすい
青と黄色を基調に描いてみることにした。
今回、使用した色は、
〇ホワイト 〇ブラック
〇コバルトブルー〇ウルトラマン
〇イエロー
である。
手前に見えるモミジの木も
その色ですべて処理をした。
この池の周りを周遊しながら
水しぶきが水面に落ちる音を聞き、
マイナスイオンを浴びているような
心地よい気持ちになった。
木の枝の中に龍が舞い上がるような
イメージが見えた気がした。
(木の枝が龍を象っています)
この絵はそのときの風景である。
絵の題は「龍神池」とした。
読んでいきいただきありがとうございました。
![トップ画像へ](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/06/Art035.png)
題材の場所: