静物画を描く
テーブルの上に
林檎、蜜柑、洋梨を置いた。
3つの果物の配置
いろいろと試してみた。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/fruit_apple-150x150.png)
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/fruit_younashi-150x150.png)
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/fruit_orange-150x150.png)
無限にある…。
いろいろと配置をためしてみる。
なかなか決まらない。
静物画の物の配置、
絵を見ているときは、
瓶があるな、本があるな、林檎があるよ…
ただ、そう思っていたが、
いざ、その物を配置して描こうと
すると意外に配置に苦慮してしまうのだ。
無限にある中、そのひとつの配置を
選択するということは
まさに選択者の意思なのだ。
絵を描くということは自分の意思を
画面上に定着させるという行為でもあるのだ。
試行錯誤のうえ、
選んだのが今回の配置となった。
キャンバスに直接
色を置けばすぐに絵を描けるのだが
なぜか僕はざらざらした感触が好き。
日常よく見るパソコン画面、
スマホ、タブレットみんな
つるつるしている。
つるつるの画面に食傷気味に
なっているのかもしれない。
キャンバスにモデリングペーストを
塗り込みてきとうに模様をつけて乾かす。
乾いたキャンバスに絵の具を塗り込める。
ただ、この絵の描き方だと
絵の具の消費が半端ない。
へこんだところに絵の具が滲み込み
すぐに絵の具が消費されてしまう。
さらに筆の消耗も激しい。
塗るときに凸凹が毛を傷つけてしまうのだ。
なにかいい方法はないものか…。
最初はすべての輪郭線を描いて
塗り込めていった。
ひととおりこれで完成と筆をおいた。
![林檎、、細作中](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/11/639415874.707973-683x1024.jpg)
だが、また数日すると
魅力がなくなって見えてきた。
なんか寂しい…。
アクリルがいい点は、
加筆ができること。
水彩画では、こうはいかない。
透明水彩では絵の上に
絵の具をかぶせて下の絵を
覆い隠すことはできないのだ。
![](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2021/01/bunbougu_enogu-2-150x150.png)
最終的に加筆して
今回の絵に落ち着いた。
まだまだ絵の修業中である。
![トップ画像へ](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/06/Art035.png)