坂之下天神社(さかのしたてんじんしゃ)へ行く
川越方面の神社巡りに
車で向かったが、ここ
坂之下天神社は、英(はなぶさ)インターから
5分もあれば着いた。
![天神社鳥居前](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2367-300x225.jpg)
電車だと武蔵野線・新座駅から
徒歩30分ぐらいはある遠い距離にある。
天神社はあちこちにある。
前回は、西東京市の天神社のことを
書いたが、こんどは、所沢市
坂之下にある天神社だ。
祭神は、「菅原道真公」だ。
天神社<所沢市坂之下六四(坂之下字若水)>
鎮座地坂之下は、所沢市の東端に位置している。このあたりの地勢は、武蔵野台地の西方から荒川に向けて緩やかな坂となっているが、この坂は当地に至り、やや平坦な地となるので、西から見て当地を坂之下というのである。
口碑によると、当社は元来、水神を祀っていたが、いつのころか天神が合祀され、やがて水神のことが忘れられたのだという。この水神は、当地の開墾に際し、治水開発の守護神として祀られたものと考えられる。その後、当社は、天明年間のころ地滑りによって裏山から流れ落ちたといわれ、現本殿は嘉永年間の建立であり、明治末期には金子家の屋敷内にあった社殿を移築し拝殿とした。昭和五八年に覆屋と拝殿が新築された。
明治五年村社となり、同四〇年字丸久保の神明社、字折口の熊野社、字上と字稲荷下の稲荷社を境内に合祀し、同四五年指定村社となる。
祭神は菅原道真公であるが、八意思兼命ともいう。古くは田中天満宮と称し、また天満宮とのみ称していた時代もあった。
当社に代々奉仕している金子家は、明治以前は本山派修験梅林山大学院と称し、別当として当社を管理していた。この大学院は、富士見市南畑にあった十玉院、及び万蔵院の末と伝えられる。しかし、当社及び大学院の創建年代は不詳である。(「埼玉の神社」より)
柳瀬川に注ぐ小川に沿って
天神社は立っている。
西側は崖になっていて
崖上には引越会社の大きな倉庫が建っていた。
西側のほうが高くなって
だんだんと坂となってくだっているので
このあたり一帯を「坂之下」と言うらしい。
土地の形状から地名がついたということだ。
天神社の写真や様子は、アメーバブログの
KONOHANAさんのブログが精しいので
写真や様子を知りたい人は
そちらを読んだら分かります(^^)
![坂之下天神社拝殿前](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2371-300x225.jpg)
![注連縄](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2379-300x225.jpg)
天神社の狛犬のフェイス
僕は狛犬のことを記します。
ここは、どこにでも見かける
岡崎現代型の狛犬がいる。
制作年代は、台座に城北鉄工建設
昭和60年4月吉日と記しているので
まだ新しい。
※岡崎型については別のときに語ります。
おそらく一般の人の狛犬のイメージは
この岡崎型がインプットされているのでは
ないでしょうか。
僕も最初はこのイメージがありました。
![岡崎型](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/EMmSh6zUwAE5Q3p-200x300.jpg)
だけれども、いろいろと見てくると
この岡崎型、だんだん食傷ぎみになるのです。
神社の6~7割はこの狛犬に
占拠されていますから。
しかも、最近は中国製の岡崎型も
多数見かけるようになりました。
狛犬ファンの間では、
この岡崎型は敬遠されるタイプと
言われています。
僕もその流れのように進んでいったのですが、、
が、、
最近は、岡崎型でもたまに
おもしろいものも見かけるようになりました。
基本は、巻毛ライオンのような
立尾の狛犬なのですが、微妙に
顔の表情が違っていたり、たまに味のあるやつが
いるのです。
ここ坂之下天神社の狛犬は
高い台座の上に立っていたのですが、
「あ、また岡崎型か…」と
最初は思いました。
ところが、
はれ???
とくに吽形狛犬の顔が
なんか変だなあ。
えらく顔がひしゃげたように見える。
これわざと???
しかも、右と左の目の高さが違う。
バランスが悪いなあ…。
![天神社・吽形狛犬](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2374-225x300.jpg)
だけど、そのバランスの悪さが
奇妙な味を感じさせるのです。
じっと見ていると
なんだかユニークで
ほほえましくなったのでした。
たとえば、
ブサイクでも可愛い犬とか
いますよね。
アンバランスな可愛さというか
心地よさというか。
まったく関係ないけど、
「アンビバレント」という言葉に
昔、ハマってました(40年前のことか…)。
両面価値というのですか、
確か五木寛之の本を読んで
影響を受けたのかもしれない。
芸術っていうの
あんまり綺麗すぎても
完璧すぎても
薫りが立たないのかもしれない。
自分の絵を擁護するわけでは
ないけれども^^;
ヘタだけど味がある、
バランスおかしいけど、なんかいい。
そんな絵を目指しているところが、
あるのかもしれないなあ。
で、この吽形狛犬の顔にハマって
しまった僕は
ついにキャンバスに向かって
絵を描いてみることにした。
しかも、どアップで。
なんか自分で描いていて
面白いのだ。
3時間ぐらいで描いたかな。
この顔、上下逆さまにしても
顔になるよな、、。
フクロウじゃね(^^) !?
いや、トトロか!?
反転の絵を、ここに載せます。
![天神社・吽形狛犬天地逆](https://shi9ga3.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_5230-1-scaled-e1595428283913-1024x768.jpg)
人生、不苦労(ふくろう)で
ありたいねえ。
(天神社の狛犬フェイス F6・キャンバス・アクリル画)
題材の場所: