赤坂氷川神社・獅子山狛犬

赤坂氷川神社・吽形狛犬
赤坂氷川神社・吽形狛犬 (F10・キャンバス・アクリル画)

赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)へ行く

Google Mapsで赤坂氷川神社を検索すると

写真だけで1500枚以上がアップされている。

それだけ多くの人が訪れ参拝されている神社だ。

赤坂氷川神社・南口
赤坂氷川神社の南側入口

 

電車で行くには3つのコースがある。

1)地下鉄乃木坂駅を降りて、乃木神社を寄り、

勝海舟邸跡を通って行くコース

2)地下鉄東京メトロ南北線・溜池山王駅を降りて、

久国神社を参拝後、アメリカ大使館宿舎前を通って

たどり着くコース、

3)地下鉄東京メトロ千代田線・赤坂駅から

赤坂氷川公園を通り、氷川通りを通って

東側の鳥居から入るコース。

いずれも徒歩14・5分ぐらいの場所だ。

 

僕は赤坂氷川神社には二度は来ている。

一回目は1)のコースで参拝。

このとき参拝を忘れかけた

「山口稲荷」については以前のエッセイで記しました。

二回目は2)のコースで参拝。

帰りは、いつも

3)のコースで駅に帰っている。

 

今回は、本殿の赤坂氷川神社の

二の鳥居前にある獅山の狛犬について

記します。

 

その前に、ここ赤坂氷川神社の

御神木について記します。

 

神社参りの最初の頃は、

御神木を見ることに関心がいっていたのですが、

最初にここに来たときは、

都会のど真ん中というのに、

とても大きなイチョウの木が

境内に立っているのに

びっくりしました。

赤坂氷川神社・銀杏御神木
赤坂氷川神社の境内にある銀杏御神木

このような巨木が育つには、

とても土壌が優れていること、

育ちやすい環境があったということ。

それはとても強いエネルギーに

満ちている場所だからじゃないかな、

と思ってます。

 

よく神社参りをしていると

御神木に触って一心に

願っているような人を見かけますが、

そのエネルギーにあやかりたい

ということなのだろうと思います。

 

ここ赤坂氷川神社の御神木の回りは

柵があるので触ることができません。

(木のためを思うと、多くの人が

触ると、たまに幹を傷つける

こともあるので、触らないほうが

いいとは思います)

 

僕は、このような巨大な木の

近くに寄ると見上げて、

「長い年月、何を見てきたの?」と、

こころの中で語りかけることがあります。

 

赤坂氷川神社のこの御神木は

樹齢400年とも言います。

浅野家下屋敷(浅野内匠頭正室 瑤泉院の御実家)

が近くにあったので

当然、 瑤泉院も見ていたでしょう。

勝海舟も近くに住んでいたので

この木を眺めたこともあるでしょう。

坂本龍馬も見上げたかもしれません。

なおかつ、第2次世界対戦のとき

焼夷弾を浴びて、少々傷ついたこともあります。

ですが、なんのその、樹勢は衰えておりません。

赤坂氷川神社・銀杏
赤坂氷川神社の銀杏を見上げる

僕は、このような御神木を見上げては、

いつもエネルギーを浴びているような

気になっています。

めでたい話です(^^)

 

赤坂氷川神社・獅子山吽形狛犬を描く

じつは、キャッチに挙げてある絵、

以前描いた神社の絵が

気に入らなくて

モデリングペーストを被せて

まっさらにしたあとに描いた絵です。

 

以前、描いていた石田神社の絵、

もう消えてなくなった絵だけど

撮った写真を載せておきます^^;

平田神社
塗りつぶしてしまった石田神社の絵。

タイヤと神社の対比が面白くて

描いたのだけれど、

いまいち構図も色も

気に入らなくなって、

エイヤーと塗りつぶして

しまったのだ。

つまらないと思ったら

無性につまらなく思えてくる、

絵を描いている人、そんなこと

よくあるのだろうか。

 

まあ、それが2週間前。

それから何を描こうと

昔、撮っていた写真をみていたら

この赤坂氷川神社の狛犬

目が止まったのだ。

(僕は、基本写真をもとに描いています。

ただ、写真通りにリアルに描くのは

まったく面白いとも、

いいとも感じていないので、

題材をもとに、自分の見た色彩感覚で

構図もたまに変えたりして

味付けしています。)

 

モデリングペーストで

下の絵が完全に消されていない

状態の上に、ガーッと

一気に筆でデッサンして

色を塗り始めた。

 

二の鳥居の前にある獅山の狛犬の

階段を降りる右手にあるほうだ。

口を閉じているので吽形だ。

赤坂氷川神社には、いろいろと

狛犬があるが、これは明治時代の

木村藤兵衛さんの作った狛犬。

近くに寄ると意外と大きい。

かっこいい作りである。

明治十五年(1882年)六月奉納 石工・木村藤兵衛

 

ちょっと前に出来たばっかり。

これでいいかなあ?

絵の狛犬くんは黙して語らず、

である。

 

(赤坂氷川神社・吽形狛犬 F10・キャンバス・アクリル画)


題材の場所: