坂之下天神社(さかのしたてんじんしゃ)へ行く
川越方面の神社巡りに
車で向かったが、ここ
坂之下天神社は、英(はなぶさ)インターから
5分もあれば着いた。
電車だと武蔵野線・新座駅から
徒歩30分ぐらいはある遠い距離にある。
天神社はあちこちにある。
前回は、西東京市の天神社のことを
書いたが、こんどは、所沢市
坂之下にある天神社だ。
祭神は、「菅原道真公」だ。
天神社<所沢市坂之下六四(坂之下字若水)>
鎮座地坂之下は、所沢市の東端に位置している。このあたりの地勢は、武蔵野台地の西方から荒川に向けて緩やかな坂となっているが、この坂は当地に至り、やや平坦な地となるので、西から見て当地を坂之下というのである。
口碑によると、当社は元来、水神を祀っていたが、いつのころか天神が合祀され、やがて水神のことが忘れられたのだという。この水神は、当地の開墾に際し、治水開発の守護神として祀られたものと考えられる。その後、当社は、天明年間のころ地滑りによって裏山から流れ落ちたといわれ、現本殿は嘉永年間の建立であり、明治末期には金子家の屋敷内にあった社殿を移築し拝殿とした。昭和五八年に覆屋と拝殿が新築された。
明治五年村社となり、同四〇年字丸久保の神明社、字折口の熊野社、字上と字稲荷下の稲荷社を境内に合祀し、同四五年指定村社となる。
祭神は菅原道真公であるが、八意思兼命ともいう。古くは田中天満宮と称し、また天満宮とのみ称していた時代もあった。
当社に代々奉仕している金子家は、明治以前は本山派修験梅林山大学院と称し、別当として当社を管理していた。この大学院は、富士見市南畑にあった十玉院、及び万蔵院の末と伝えられる。しかし、当社及び大学院の創建年代は不詳である。(「埼玉の神社」より)
柳瀬川に注ぐ小川に沿って
天神社は立っている。
西側は崖になっていて
崖上には引越会社の大きな倉庫が建っていた。
西側のほうが高くなって
だんだんと坂となってくだっているので
このあたり一帯を「坂之下」と言うらしい。
土地の形状から地名がついたということだ。
天神社の写真や様子は、アメーバブログの
KONOHANAさんのブログが精しいので
写真や様子を知りたい人は
そちらを読んだら分かります(^^)
天神社の狛犬のフェイス
僕は狛犬のことを記します。
ここは、どこにでも見かける
岡崎現代型の狛犬がいる。
制作年代は、台座に城北鉄工建設
昭和60年4月吉日と記しているので
まだ新しい。
※岡崎型については別のときに語ります。
おそらく一般の人の狛犬のイメージは
この岡崎型がインプットされているのでは
ないでしょうか。
僕も最初はこのイメージがありました。
だけれども、いろいろと見てくると
この岡崎型、だんだん食傷ぎみになるのです。
神社の6~7割はこの狛犬に
占拠されていますから。
しかも、最近は中国製の岡崎型も
多数見かけるようになりました。
狛犬ファンの間では、
この岡崎型は敬遠されるタイプと
言われています。
僕もその流れのように進んでいったのですが、、
が、、
最近は、岡崎型でもたまに
おもしろいものも見かけるようになりました。
基本は、巻毛ライオンのような
立尾の狛犬なのですが、微妙に
顔の表情が違っていたり、たまに味のあるやつが
いるのです。
ここ坂之下天神社の狛犬は
高い台座の上に立っていたのですが、
「あ、また岡崎型か…」と
最初は思いました。
ところが、
はれ???
とくに吽形狛犬の顔が
なんか変だなあ。
えらく顔がひしゃげたように見える。
これわざと???
しかも、右と左の目の高さが違う。
バランスが悪いなあ…。
だけど、そのバランスの悪さが
奇妙な味を感じさせるのです。
じっと見ていると
なんだかユニークで
ほほえましくなったのでした。
たとえば、
ブサイクでも可愛い犬とか
いますよね。
アンバランスな可愛さというか
心地よさというか。
まったく関係ないけど、
「アンビバレント」という言葉に
昔、ハマってました(40年前のことか…)。
両面価値というのですか、
確か五木寛之の本を読んで
影響を受けたのかもしれない。
芸術っていうの
あんまり綺麗すぎても
完璧すぎても
薫りが立たないのかもしれない。
自分の絵を擁護するわけでは
ないけれども^^;
ヘタだけど味がある、
バランスおかしいけど、なんかいい。
そんな絵を目指しているところが、
あるのかもしれないなあ。
で、この吽形狛犬の顔にハマって
しまった僕は
ついにキャンバスに向かって
絵を描いてみることにした。
しかも、どアップで。
なんか自分で描いていて
面白いのだ。
3時間ぐらいで描いたかな。
この顔、上下逆さまにしても
顔になるよな、、。
フクロウじゃね(^^) !?
いや、トトロか!?
反転の絵を、ここに載せます。
人生、不苦労(ふくろう)で
ありたいねえ。
(天神社の狛犬フェイス F6・キャンバス・アクリル画)
題材の場所: