五條天神社・阿形狛犬

五條天神社・阿形狛犬
五條天神社・阿形狛犬(F12・キャンバス・アクリル他)

五條天神社(ごじょうてんじんじゃ)

上野駅から歩いて10分弱、

五條天神社に着く。

ここには護国タイプのブロンズ狛犬がいる。

佇まいがとてもシュンとしてスマート。

かっこいい。

護国型(ごこくがた)とは

〇胸が張っている
〇いかめしい顔をしている

太平洋戦争に突き進む頃(昭和10年代)、威厳や威圧感に重きをおかれた狛犬が好まれるようになった。
その頃、靖国神社に奉納された狛犬の影響を受け、全国にある護国神社にも、ほぼ同じような型をした狛犬が奉納されるようになった。
とくに皇紀2600年(昭和15年)の年は多くの狛犬が奉納され、その中には国威発揚目的の狛犬が多くあった。
単純にコピーしたものが多くオリジナリティに欠けるところはある。

大宝神社(だいほうじんじゃ)の獅子像を模したようであるが、

こちらは、

胸に鈴は付いていない。

阿形の耳は、大宝は伏せているが、

こちらは立っている。

尾っぽは3本に分かれているのか?

角度のせいか、わたしには

2つにしか見えなかった。

というのも、このブロンズ狛犬

賽銭箱の前に柵があり、

近寄ることができないのだ。

五條天神社
五條天神社・拝殿前

拝殿前に立っている姿を

遠目に眺めて写真に撮った。

 

五條天神社・阿形狛犬を描く

描いては消し、

描いては消し、

途中で色をいくつも使ったが

最後は、モノクロ調に

なってしまった。

 

色覚異常だと

キャンバスの上で色を使うと

色の戦いのようになる。

傷ついた跡が

隠そうとしても

どうしても出てくる。

 

一発でさっと

スムーズに着色したい。

でも、どうしてもできない。

 

「狛犬さん、きみの

シュンとした姿、描いたよ。

いいかなあ?」

 

絵の中の狛犬は、

黙って遠くを見つめている。

 

「五條天神社・阿形狛犬 (F12・アクリル画)」

 

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