子抱き狛犬
新宿にある秋葉神社の狛犬さんを
描くのは今度は2度目である。
前回、描いたのは2年前だ。
ここの狛犬さん、僕はとても
気に入っている。
昭和19年という戦争の最中に
奉納された狛犬。
石工さんは分からない。
実は、ここの狛犬
新宿・鬼王稲荷神社の狛犬さんのポーズと
ほぼ同じなのだ。
https://goo.gl/maps/3x2PBgEC4pQUcAZj8
鬼王稲荷の狛犬さんは
明治35年に奉納されたもの。
石工は分からない。
有名な、酒井八右衛門という方もいれば、
中村勝五郎という方もいる。
いずれにしても、彫りは丁寧で
勇ましく、なおかつ子獅子は
愛嬌たっぷりなしぐさで名品である。
きっと、こちらを手本にして
作ったのだろうと推測される。
だが、秋葉神社の狛犬さんは、
彫りは少しシンプルで素朴なのである。
だが、これはこれで、
僕は好きなのだ。
鬼王稲荷の狛犬さんよりも
可愛い作りなのである。
サムホールの狛犬
サムホール( 22.7× 15.8cm)という
大きさのキャンバスに
描いてみた。
このくらいの大きさのキャンバスだと
あんまり身構えて
描くことなく、
日々、仕事をしている中で
ちょっと息抜きに描けることができる。
(仕事がびっしりだと、描く気になれないが)
前回は、潰したキャンバスに描いたので
マチエール(絵肌)がコテコテに
なってしまった。
今回は、シンプルに
ジェッソ(下地)を塗った
キャンバスにちゃんと
ブラックの絵の具でデッサンし、
乾いたあと全体をバイオレットで薄塗りし、
さらにホワイトを加筆することで
終了させた。
キャンバスの布地が見える絵だ。
気に入っているものを描くことは
何度描いてもここちいいものである。
ゴッホが同じ絵をいくつも描いたように
この題材は形を変えて、また
描くかも知れない。
題材の場所: