狛犬咆哮(こまいぬほうこう)

狛犬咆哮
狛犬咆哮(サムホール・キャンバス・アクリル)

春日部八幡神社への参拝

6月の土曜日、梅雨入り宣言の直前、

僕は春日井市に車で向かった。

悲しいかなよく利用している

ハローサイクリング

このあたりは、ひとつもステーションがない。

そのほかのシェアサイクルも

なかなか見つからない。

 

ところが最近、こうゆうときのために

僕は折畳み自転車を購入したのだ。

折畳み自転車

今まで、2回ほど、畳んだ自転車を

バッグに入れて駅まで担いで

神社めぐりを行ったが、

駅までの数百メールが

このひ弱内な身体にはやはりきつい。

折畳み自転車をバッグにつめて駅のホームに置いた写真。

重さは10数kgで通常の自転車よりは遥かに軽い。

だが、その10数キロの重さを

駅まで運ぶのがけっこうきついのだ。

あと、電車が混んでいると

大きなバッグを置く位置にも

気をつかってしまう。

 

ということで、それじゃ、

車に運んで、なるべく安く停められる

場所(駐車場)を見つけて

そこから、折畳み自転車で

動き回ろうということにした。

 

春日部市の無料の駐車場は

ネットでなかなか見つからなかったので

中央図書館の有料駐車場にとめて

動き回ることにした。

一般の駐車場よりは少しは安いだろう。

 

図書館の駐車場にとめて

折畳み自転車を組み立てる。

慣れれば1分ですぐ組み立てられるのでいい。

自転車を漕ぎ出すと

すぐ近くに古利根川という

流れのゆるい川がある。

都内にいると、こうゆう川もなかなか見られない。

川岸に近づいて眺めると

とても気持ちがいい。

こういう風景も描いてみたいな…と思ったり。

古利根川
中央図書館近くの古利根川を眺める

近くには東八幡神社という

大きな神社があり、狛犬さんもいる。

その日は、それから自転車を漕ぎまくって

いろいろと神社回りを楽しんだ。

 

そしてこの絵の題材となった

春日部八幡神社に着いたのは

日が沈みかけた夕方、5時過ぎだった。

 

春日部八幡神社の狛犬を描く

春日部八幡神社には

3対の狛犬さんと

灯籠を担いでいる狛犬さんがいた。

(残念ながら、あとで分かったのだが

灯籠回りに玉垣狛犬がいたらしいが、

見逃してしまった…)

あと、本殿の柵の中に、

1対のトラ?と思える神使さんが見えた。

ひじょうに興味深い作りなのだが

近くに寄れないのが残念。

柵から覗くと本殿両脇に虎のような像が見えた。

今回、絵の題材にしたのは、

拝殿両脇にいた狛犬の阿形のほうである。

春日部八幡神社
堂々とたたずむ春日部八幡神社の拝殿。両脇に狛犬が見える。

文化13年のかっこいい

狛犬さんだ。

少々上を向いて

彼方の空を見つめて

吠えているようだった。

拝殿両脇に座る狛犬
拝殿左側から撮影。
吽形狛犬
左側に座る狛犬だが口は開いている。

気持ちを狛犬に託して

かなり勢いをつけて

一気に描いていった。

2時間弱ぐらいで描いただろうか…。

 

長い年月、境内をじっと守り、

悪い空気がたちこめないように

あたりを見張り、

空に向かって

獅子は吠えている姿だ。

題は「狛犬咆哮(こまいぬほうこう)」とした。

 

参道途中にあるご神木
参道途中に道を遮るように立つイチョウの御神木

広い境内は数人の参拝客だけで

静かでとても落ち着いていた。

社務所はすでに閉まっていて

御朱印はいただくことはできなかったが

ゆっくりと見て回ることができ、

また、いい狛犬も逢えて

とても充実した一日となった。

 

春日部の街、そして春日部八幡神社さん、

ありがとうございました。

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題材となった場所: