諏訪神社の狛犬

諏訪神社の狛犬
諏訪神社の狛犬(F6・キャンバス・アクリル他)

牛ケ谷戸諏訪神社、二度の参拝

2021年の7月、僕は埼玉県の北本市あたりの

神社回りを楽しんだ。

そのときに回った一つの神社、

須賀神社の狛犬さんは以前、絵に描いた。

須賀神社の狛犬

今回はそのときの15時過ぎに

訪れた神社の狛犬さんだ。

牛ケ谷戸諏訪神社の鳥居
牛ケ谷戸諏訪神社の鳥居。初めて来た時の鳥居の写真。

実は、ここ昨年(2021年)の夏に参拝したのだが、

今年(2022年)の2月にも訪れたのだ。

いろいろと神社参りをしてくると、

しだいに自分が行ったのか、行ってなかったのか

分からなくなる(-_-;)

グーグル・マップで参拝した先に

マーキング(=星印)をつけていたのだが、

最初は、すぐに分かってよかったのだが、

参拝箇所が多くなってくると、

あちこちにマークが現れるようになって、

マーキングだらけのグーグルマップ(^_^;)

今では地図上が星印で埋め尽くされ

行ったのか行っていないのか、

ひじょうに分かりにくくなってしまった。

 

そんなことで、てっきり行っていないところだと思って

向かって鳥居をくぐってみたら、あれっ!となってしまった。

諏訪神社の狛犬
2回目に来たときは、曇った日であった。吽像、阿像、がでんと構える拝殿である。

「ここ、見覚えがあるぞ」

拝殿の前に見覚えのある狛犬さんが、

でんと座っているじゃありませんか。

諏訪神社、吽形狛犬
諏訪神社、吽形狛犬
(今回、題材となったほう)
諏訪神社、阿形狛犬
諏訪神社、阿形狛犬

「これは、ここの狛犬さんに呼ばれたかな」と

思ったのだった。

そういえば、前回、ここの神社に来て

鳥居の方の空を見たら

狛犬さんのような雲が現れていた。

鳥居の上の狛犬雲
1回目参拝の時、鳥居を眺めると、上に狛犬のような雲が現れていた。

これは、「おまえ早く描け」と言われているのかなあ。

台の刻字を見ると

石工さんは、「石工師 鴻巣 伊藤群鴻刻」と記されている。

昭和5年2月27日に奉納されている。

台座の文字
台座の端に、「伊藤群鴻」という文字が見える。

ネットで調べると

鴻巣を中心に多くの狛犬さんを彫っていた

石工さんのようである。

これは、またまた興味深い、石工さんが出てきた。

調べて回るのも面白いかも。

この課題は、これから考えることにして

さっそく2022年の3月に

キャンバスを取り出して

描き始めた。

牛ケ谷戸諏訪神社の由緒
牛ケ谷戸諏訪神社の由緒

諏訪神社の狛犬を描く

牛ケ谷戸(うしがやと)と地名を見ると

昔、牛が多くいたのかな、

谷戸(やと)とあるから、低い土地だったのかな、

と思いを馳せながら、

キャンバスに下地を作る。

今回はモデリングペーストにバーンアンバーを

適度に混ぜて塗りつけていった。

キャンバスの下地
キャンバスの下地

ここから、また溶いたアンバーで

全体をデッサンしてまたデッサン部分に

モデリングペーストを塗りつけていく。

乾いてからまた着色。

そしてまた盛り上がりの足りないところに

モデリングペースト。

アクリルは、すぐ乾くのはいいのだが、

このように何回も重ねると、

やはりそれなりに手間がかかる。

絵画の一部拡大画像
絵画の一部拡大画像

ここの狛犬、まなこの部分が

黒くスミのようなもので塗られていて

親子が同じ方向に視線を向いている。

とてもいい親子関係のように見える。

 

温かい親子のイメージを背景に塗り込め

何度も塗り重ねていった。

 

群鴻(ぐんこう)と読むのだろうか、

素敵な彫りの狛犬を見させていただき

ありがとうございます。

絵の中の狛犬は喜んでいるのだろうか…。

親子は遥か彼方を睨んでる…。

牛ケ谷戸諏訪神社拝殿から鳥居を見る。
牛ケ谷戸諏訪神社拝殿から鳥居を見た風景です。

 

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