田無神社(たなしじんじゃ)を参拝
僕がよく利用しているアプリ
アプリを利用して参拝している人は
神社の写真を撮ってアップしているので、
どこそこの神社に行ったことが
全国的に分かってとても興味深い。
(ユーザー投稿ランキングでは
現在、僕は6位(aoronさんで登録)です)
僕がとうてい行けない遠くの県で
参拝した神社の写真を見ていると
「へーぇ、こんなところにもあるのか」
「ああー、ここは行きたいところだなあ」
といろいろ思いながら眺めている。
ある日、アプリの中に誰かさんが
参拝した神社の狛犬の写真に
目が止まった。
神社の建物写真をアップしている
人がほとんどなのだが、たまに
狛犬を撮ってアップしている人も
いるのだ。
(このアプリ、一つの神社に対して
4枚まで写真をアップすることができます)
いまにも飛びかかろうとしているカッコウで、
目つきがとてもするどい狛犬だ。
これは、どこにいる狛犬だ???
狛犬の写真の横の神社名を見ると
「田無神社」と分かった。
都内ではないか!
これは、ぜひ見に行かなくては!!
田無神社は西武新宿線・田無駅から
徒歩で7・8分のところにある。
僕は2019年の秋、車で出かけることにした。
青梅街道から所沢街道に
切り替わるあたりに
神社はあった。
鳥居右の駐車場に停めると
階段を登って境内に向かった。
ちょうどイチョウの葉が
黄葉している季節であった。
最初の狛犬は、階段を
登ったあたりの台の上に
でんとあった。
この狛犬は2017年5月に
神輿庫前にあったのが
移設されたようだ。
写真を撮ろうとすると
なんだかどうしても
白いモヤがかかったように
撮れてしまう。
なんだかスゴイエネルギーの
ようなものを感じるのだが、
なんだろう!?
大正七年(1918年)一月奉納 石工名不詳である。
そういえば、
この神社、
東京を代表するパワースポットとして
テレビやネットで紹介されている。
五龍神様のパワーがあるのだとか。
そんなにパワーがあるのなら
あやかりたいものだなあ、と
思いながら狛犬の写真を取り終え
参道を歩くと参拝者は
あちこちにいる。
さすが、有名どころの神社は
参拝者も多いなあ。
手水舎に気が付かないところに
狛犬を発見! 頭だけ!?
なんと水の中に浸かっているではないか!?
いつも水に浸かっていて
大丈夫なのか??
そして目的の狛犬を見えてきた。
アプリで見た写真はたしか
神社の近くに配置されていた気がするのだが、
その狛犬は拝殿より前の参道の
左右の台座の上にちょこんと
載っかっていた。
あとで知ったがここの狛犬は
2019年の3月に移設されたようだ。
僕がアプリで見た写真はそれより
以前の写真だったのだ。
(移設の様子は田無神社の
ホームページに乗っています)
台座は腰のあたりの高さで
狛犬はその上に載っかっている。
なので、とても身近に
見ることができるのだ。
意外とこぶりな大きさにびっくり。
じっくりと鑑賞した。
すぐに触れられる位置にあるので
この貴重な狛犬が
傷つけられないか
とても心配になってしまう。
台座の縁より
目線を下げて
阿形の狛犬をみると
ほんと今にも飛びかかろうと
しているカッコウしている。
大正七年(1918年)十一月奉納 石工名不詳である
しばらく見惚れて
それから何枚もスマホで
写真を撮った。
そのあと拝殿に行って参拝。
あと、この田無神社。
あの五木寛之が、作家になる前、
貧しい生活を送っていたころ
この神社の床下をねぐらにして
いたことがあるのだ。
へーっ、と思いながら
神社回りを回ってみたが、
今は入られないよう
しっかりと塞がれていた。
ちなみに、そのことを書いた
看板も立っていた。
あと、龍の石版「撫龍」もあったが、
皆さんがあやかろうとして
さすったせいか、頭と玉の部分が
黒光りしていた。
拝殿左には大きなイチョウの樹が
立っており、ちゃんと木の回りを
板で囲って御神木の回りを回れる
ようになっていた。
御朱印も人気である。
社務所の下に置いてある
中国風の狛犬もカシャ。
見どころいっぱいの
田無神社である。
僕は2度行ったが、
また、参拝に訪れたい
神社のひとつである。
田無神社の阿形狛犬を描く
写真より、やはり実物!
田無神社の狛犬、
とても気に入ってしまった。
こぶりで、こどもっぽい
無邪気な顔をした狛犬。
とくに吽形は
両手を岩に乗せて
こくびをかしげて
ちょいと下を見つめているさまは
とてもあどけない表情をしていて可愛い。
今回、僕は阿形のほうの
狛犬を描いた。
ちょいと口をあけて
じっと下の方を見つめて
飛びかかる前の姿勢を
している。
しかもこの狛犬の目、阿吽とも
実物は金色が塗られているのだ。
瞳は黒。
なので、とても
マナコが目立つ。
秋の黄葉をバックに
この狛犬を描いてみた。
1回描いたのだが、
いまいち気に入らず。
またその上に
硬練りマチエールタイプの
ジェッソとイエロー、
ブラウンなどを混ぜて
塗りつぶして、描き直して
しまった。
思い入れが強すぎると
なかなかうまく描けないなあ。
(P10・キャンバス・アクリル)
題材の場所: