代々木八幡宮(よよぎはちまんぐう)
小田急線・代々木八幡駅を降りて、5・6分歩けば
代々木八幡宮に着く。
ここには、3対の狛犬いる。
(片方だけになった狛犬もどこかにいる。)
参道途中で迎えてくれる、
この狛犬が
愛嬌あっていいのだ。
天明五年(1785年)九月に奉納された
石工・秋浦清兵衛、蓮見七之助 の作品である。
江戸尾立ちという部類に入るのだろうか。
それにしてもひしゃげた鼻、
へこんだ眉毛、
その下にある一途な眼差し、
なんだか情けない顔をしているが
見れば見るほど愛おしくなってくる。
犬でいうとパグ風でもある。
別名「おやじ狛犬」とも呼ばれて
いるそうだ。
これだけ特徴ある狛犬は
なにかあだ名でも、
つけたくなっちゃう。
拝殿前の狛犬もイカシテいたが
これは別の機会に題材にしよう。
わたしが見に来たときは
この狛犬の両手のあいだに
丸みのある石ころが置いてあった。
誰かが玉の代わりに
置いていったのだろう。
代々木八幡宮・阿形狛犬を描く
ブラウンと少しのイエローで
描いてみた。
「おい、おれの顔そんな顔け?」
「近づけようと努力したんだけどね」
「ひゃー、情けね~。情けね~」
「代々木八幡宮・おやじ狛犬 F10・キャンバス」
狛犬情報:天明五年(1785年)九月奉納 石工・秋浦清兵衛、蓮見七之助
題材の場所: