龍神池・久伊豆神社

龍神池
龍神池(P10・キャンバス・アクリル)

久伊豆神社(ひさいず)への参拝

2021年の5月末頃、僕は埼玉県越谷市にいた。

車で公園に行き、

駐車すると、中から折りたたみ自転車を

取り出して組み立てた。

折りたたみ自転車、慣れてくれば1分ぐらいで

組み立てられる。大変便利である。

折畳み自転車
折畳み自転車

公園の近くには、元荒川が流れていたので

土手までのぼって眺めてみた。

たゆたうような流れにお日様の光が反射して

眺めているだけで心地よかった。

元荒川の土手からの眺め。

北越谷駅近くにある香取神社やその他の

神社を回って、

久伊豆(ひさいず)神社についたのは、

15時を過ぎていた。

 

川沿いから入る参道は変わった鳥居

(鳥居と言っていいのか)があった。

縄を巻いた大木が両脇の木に括り付けられ

横たわっていた。ちゃんとそれには紙垂(しで)が

付いている。紙垂が付いているということは、

一応、鳥居なのだろう。

久伊豆神社の参道入口
久伊豆神社の参道入口

久伊豆神社はたいへん参道も長く、

途中に池もあり、境内社もたくさんある。

拝殿前にはかっこいい狛犬が座っているが、

拝殿内の両脇に座る狛犬は古く大変珍しい。

脚が縄で縛られていて特徴的なのだ。

「足止めの狛犬」というらしい。

拝殿内吽形狛犬
拝殿内に座る吽形狛犬

家出をしたり、悪い場所に通う者の家族が

狛犬さんに縄をしばって止めさせてもらうような

意味があるということだ。

こんなに巻かれているということは、

それだけ、願っている人が多いということだろう。

久伊豆神社の看板
久伊豆神社の由緒の書かれた看板

 

久伊豆神社の神池を描く

今回、題材にしたのは、

この久伊豆神社の神池の風景である。

鯉が泳いでいる大きな池で、

対岸に祠が立っている。

祠の前には、池の中から立ち上がった

赤い鳥居がみえる。

休憩所のパーゴラの下から眺める池風景

池の一部からは噴水が湧き出ていて

祠の左側の岸からも池の中に向かって

勢いよくシャワーのように水が出ていた。

噴水の出る場所から眺めた風景。祠の裏手になる。

池に周りを回ろうと歩き

その一角から見た風景が今回の絵である。

実際は、緑の風景なのだが、

今回の絵でひとつ挑戦したかったのは

なるべく色を使わないで風景を描くことだった。

色覚異常ということもあるが

「緑色」を扱うのは得意ではないのだ。

ということで、赤緑色弱の人が見やすい

青と黄色を基調に描いてみることにした。

今回、使用した色は、

〇ホワイト 〇ブラック

〇コバルトブルー〇ウルトラマン

〇イエロー

である。

 

手前に見えるモミジの木も

その色ですべて処理をした。

 

この池の周りを周遊しながら

水しぶきが水面に落ちる音を聞き、

マイナスイオンを浴びているような

心地よい気持ちになった。

 

木の枝の中に龍が舞い上がるような

イメージが見えた気がした。

(木の枝が龍を象っています)

この絵はそのときの風景である。

 

絵の題は「龍神池」とした。

 

読んでいきいただきありがとうございました。

 

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題材の場所: