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親子獅子

親子獅子
「親子獅子」F6・キャンバス・ミクストメディア

親子獅子

また絵をコンクールに出してみようということで

この春に(2023年)描くことにした。

コンクールといっても公募展に出すような

デカい作品を描く場所も、絵の具代も無いので

20号以内で募集しているところはないかと探したが

結局、前回出した一枚の絵「全国日曜画家コンクール」

に目が行って描くことにした。

もちろん、題材は狛犬

狛犬一匹を描いても、もの足りないので子獅子を

そばに寄せて描いてみることにした。

審査の結果

6月の末だったか、ヤマト便を通して

ダンボールの箱が届いた。

F6のキャンバスが入るくらの大きさなので、

応募した絵が包まれて戻って来たのだろう。

梱包を解くとプチプチに包まれた絵と

書類が入っていた。

見ると《入選》おめでとうございます。

の文字が見えた。あ、また入選か…。

普通、入選といえば喜ぶのだろうが、

なぜか、ここの賞は、入選だけでは

本に載ることはないのだ。

佳作か大賞でないと本には載らないのだ。

なので、そうか…と呟きながら

しゅくしゅくと賞状を眺めるのであった。

それよりも今回は評価の文章が気になる。

総評の紙を見ると、No.448と書かれている。

あとで調べたら今回は600名を超える応募が

あったようだ。結構な数、応募しているんだな。

3年前に応募したときは、コロナが広まっていた頃で

そのため審査の講評は無かった。

今回は、総評の用紙に評価記入があった。

A,B,C,D,E 5段階の評価は以下の通りである。

1,モチーフ B

2, デッサン B

3, 色彩   A

4, 面白味  B

5, 完成度  B

驚いたのは、色彩に A が付いていたこと。

色覚異常のこの眼で描いた絵が A とはどういうことだろう。

一番自信のない項目に A が付いているのだ。

不思議なことである。

講評の文章は以下のようなものであった。

とても大胆な色調で個性があります。からじし模様でかこまれている点が気になりました。小さく見えてしまうように感じます。

審査員は、能島浜江さん、であった。

色のことに関しては、自分では分からない。

ただ、囲まれている模様のことを指摘されたのは、そうか!と思った。

というのは親子獅子を描いたあと、全体を俯瞰してみたら

ちょっと周りがさみしいな、と思ったのだ。

ということで、唐獅子模様はあとから描き足したのであるが、

逆にそのことが全体をこぢんまりとさせたようである。

う~む。これは、最初のデッサンが失敗したなぁ。

描く前に、十分、構成を検討しなくちゃなあ、と思ったのでした。

さらに次への段階へと飛翔していかなくちゃね。

僕の絵の修業はまだまだ続くのであった。

(追記、修業といってもあくまでも

楽しんでやっていくのが僕のやり方です)

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