大和町八幡神社の狛犬を焼く(=ウッドバーニング)
今回、ハガキ判シナベニアにウッドバーニングしたのは
東京都中野区にある大和町八幡神社の狛犬だ。
ここは、狛犬好きにはたまらない、
3対もの狛犬さんがいるのだ。
まず鳥居近くにこじんまりした狛犬。
昭和14年作の狛犬が座っているのが見える。
石工は誰だか分からない。
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さらに参道すすむと中央あたりに大きめな狛犬さんがいる。
昭和9年(1934)1月奉納 石工・村山松次郎さんが
彫った狛犬さんがいる。
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さらに奥に進むと拝殿前、両脇にとても魅力的で
かっこいい狛犬さんが座っているのだ。
今回は、その狛犬さんを題材に焼き絵をした。

マイペンアルファを購入して、1か月後、
12月16日に出来上がった焼き絵を
17日にX(=Twitter)にアップしたものである。
夜の10時頃から2時間ぐらいでほぼ仕上げたもの。
先日会ったウッドバーニングの人たちから考えたら
とてつもなく早い時間で仕上げたものと言えるであろう。
なにせ、ハガキ判で最低10時間はかかると言っていたのだから。
そのくらい時間をかければ、板面も
凸凹なく綺麗に仕上げられるのかも知れないが、
早く形に仕上げたいわたしは、
背景など見れば分かるが、一気に焼き付けていくので
けっこう板面がゴツゴツ凸凹した状態になる。
題材が、石で制作された狛犬だから、
このゴツゴツの風合いが題材と合っているのではないか、
これでいいのではとは思っているのだが、
ウッドバーニングの協会の方は
こういう凸凹した表面は嫌うのかも知れない…。
大和町八幡神社の狛犬とコロナ
実は、「大和町八幡神社」には2度、参拝している。
1度目は、2021年9月26日である。
その頃、まだコロナ騒動の真っ最中であったため
なんと、この見たかった狛犬さん、
口元にマスクをかけられていたのだ。
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阿形の方は、マスクをズリ下げて 写真を撮る勇気がなかった…(汗)。 |
小柄だけど全体のフォルムがとても好きな形。
尾が立っているので、尾流れ以前の流行りの古い狛犬さんだ。
お顔はちゃんと見れないが、もとてもイカしてる。
くそっ! よ~く見たいじゃないか!
そして回りに誰もいないのを確認して
少しマスクを下げて写真を撮ったのだ。
だが、それでもやっぱり邪魔だなあ。
その頃、あちこちと神社回りをしていたが、
やはり、ところどころ狛犬にマスクがかけられていて
少なからずガッカリしたことがある。
狛犬がコロナにかかるわけでもないので、
どうしてマスクをかけるのだ!?

ここ大和町八幡神社は、右隣が「やはた幼稚園」なのだ。
八幡神社の隣にあるから「やはた幼稚園」と名付けたのであろう。
ここに来る子どもたちは、この神社を横切って
通う子たちなのだ。だから、きっと
「ほら見てごらん、狛犬さんもマスクかけているよ」とか
言って、マスクをかけさせていたのだろう。
教戒的な意味合いでマスクが付けられたのかも知れない。
まったく、狛犬好きにとっては
せっかく見たいお顔が隠れて、
腹立たしいことではあるが。
しょうがない、また、別の日に来てみよう、と思ったのだった。

大和町八幡神社の再参拝
そして、久しぶりに来たのが
2024年の2月4日である。2年ぶりか…。
今回は、マスクも外れていてじっくり見ることができた。

額から流れる毛から覗く不敵なまなこ。
小さめなお鼻。頬骨が張り、横に広がった口から
つぶのそろった歯がのぞく。こぢんまりした体だが、
肉付きはいい。尾は天に向かって流れている。
とてもいいじゃないか!
台座には文政13年(1830)、石工は 塩谷仁兵衛という名が刻まれている。
この方、名前を聞いたことあるなあ、と
後で調べたみたら、江戸界隈で有名な神社に
けっこう狛犬さんを奉納しているではないか。
いくつかはすでに見ていた神社の狛犬さんだった。
| 神社名(MAP連動) | 作成年代 | コメント |
| 王子稲荷 |
「宝暦巳十一年造立(1761)」「文化九壬申六月再建(1812)」「牛込榎町 石工 塩谷仁兵衛」 | |
| (旧)赤城神社 | 台座の銘は「改代町」 「安永八己亥年九月造立(1779)寛政十一己未年十一月再造立(1797)」 「牛込榎町 石工 仁兵衛」 「昭和三十四年修理」 と刻印されていた。 |
新しくなった赤城神社の以前に立っていた狛犬さん。今は、どこに行ったのだろう? |
| 諏訪内山神社 | 寛政12年の庚申6月吉日(1800) | 江戸から離れた、山梨県の富士山の麓の神社に置かれている。
江戸牛込榎木町 石工:塩谷仁兵衛光吉 と彫られている |
| 亀岡八幡宮 | 文化元甲子歳/八月吉辰再建/牛込榎町/石工 塩(実際は旧字)谷仁兵衛/彫工 虎吉(1804)」「安政五/戊午年仲秋/再建之(1858)」 | 顎が細みで凛々しく姿形がきれい。
街中にある有名が神社なので多くの人が参拝にくるところである。狛犬も少し大きめで丁寧に作りこまれている。 |
| 大和町八幡神社 |
文政十三年二月吉日(1830) | 今回の題材の狛犬。わりときれいに残っている。 |
| 中村八幡神社 | 文政十三年十二月吉日(1830) | メインの狛犬に位置を譲ったのだろう。摂社の前に置かれている。かなり風化していて状態が悪いがフォームは大和町八幡神社に似ている。
この神社については、以下で少し触れているが仁兵衛狛犬については触れていなかった。
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どの狛犬さんも、しっかり作り込まれていて
凛々しくカッコいいのだ。
まだ調べてみたら他にもあるかも知れない。
とにかく、山梨の富士山の麓まで運ばれていっている石工さんなので
江戸界隈では有名な石工さんだったのだろう。
塩谷さん、新宿の榎町(えのきちょう)で仕事していたのであるが
今は、検索してもその町には石材店はない、どこに行ってしまったのだろう。
じつは、わたしも榎町のとある印刷会社の中で数年の間、仕事をしていたので
気にはなるのである。
今回は江戸期に活躍した狛犬さんを
バーニングしたのでした。
見ていただいてありがとうございす。
題材の場所:




















参拝5000社を超える