雷鳴予兆(らいめいよちょう)
今回の作品も第23回ウッドバーニング展にて第1次審査を合格した作品である。
ウッドバーニングをしているときは、
落雷予兆(らくらいよちょう)というタイトルにしようと
思っていたのだが、公募に出品するのに
「落」-おちる という文字をタイトルに入れるのもなぁ、
ほんとに、落っこちたらいやだなぁ、と思ったので
「落」の文字の入らない、他の文字はないか、と考えて
雷鳴(らいめい)予兆とすることにした。
幸い第1次審査に合格したので、ほっとしたのであった。
当初は、小作品部門のみに出展しようと思ったのだが
1点だけでは、インパクトが弱いかな、と思いB2のシナベニアパネルを
買ってウッドバーニングにしたのが、
前回載せた「狛ッ多曼荼羅(こまったまんだら)」である。
太子判の板を前にして最初に思ったのは、
もちろん「狛犬」を描こうだったが、
さて、狛犬といっても何をどう表現しようか、ということであった。
神社とかでよく見る、親子の獅子を題材にしようと
最初、スケッチブックにおおまかにデッサンした。
上部に親獅子、下部に親を見つめる子獅子。
よくあるパターンである。
だが、いまいちピンとこない。
数日、スケッチブックにいくつかデッサンをしていたのだが、
今の親子、そんなに向き合っているかな…と思ったりした。
そうだ!
子獅子は親を見るのではなく、反対を向いているのはどうだろう…。
とくに親の言うことを聞かない子どもが多いじゃないか、最近は…。
ということで、親にソッポを向いた子獅子を配置した。
なんで、子獅子はソッポを向く?
そうだ、最近はゲームに熱中する子どもが多いじゃないか。
手元には、携帯ゲームを配置させよう。
とういう発想から、おおまかな構図ができた。
そして、背景はどう処理しよう。
昔の同題材の版画や絵をみると
ボタンや、雲、竹などが多い。
でも、携帯ゲームに合わせるとなると、
やはり、マリオのような背景だろう。
まったく同じような背景にするには、
著作権の問題もあるし、
擬似的に、自分なりにデザイン化した
背景にすることにした。
2日間ぐらいで、仕上げたのだが、
いまいち、狛犬の尻尾が気に入らない。
ということで、2026年の1月末に締め切り前に
もう一度、最初から焼き上げることにした。
悲しいかな、ウッドバーニングは、
一度焼き上げた作品を修正することはひじょうに難しいのだ。
ほんのちょっと焼き過ぎたり、ちょっとはみ出したしたら、
サンドペーパーや、ヤスリで削る削ることが
できるのだが、ある程度焼き過ぎた線は
修正は無理なのだ。
しょうがない! ともう一度、太子判の板に
最初から鉛筆でデッサンしてから
マイペンアルファで焼き始めたのだった。
といって3日間ぐらいである。
今回の作品は、現代の親子関係を
狛犬に置き換えた作品である。
それなりに楽しめてウッドバーニングした作品である。












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